ども、梶田檸檬です。
自民・中谷氏「検事長処分、非常に甘い」 黒川氏訓告に:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASN5W5HPWN5WUTFK009.html #検察庁法改正案
黒川氏訓告、自衛官は懲戒 賭けマージャン、処分不公平?:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052700765&g=pol @jijicomより
黒川弘務検事長“賭けマージャン”辞職を、産経と朝日はどう報じたか?読みどころは社説だった #プチ鹿島 #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/38031?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink3行でまとめると「週刊文春」(5月28日号)によると黒川弘務前東京高検検事長は、産経新聞の記者二人、元朝日新聞の記者と4人で賭けマージャンをしていた。レートは1000点100円のテンピン麻雀。黒川氏はこれで検事長を辞任、退職金は800万円減額されたが、これは処分が甘すぎないか?
この世で一番嫌いな正義"文春砲"
梶田はいつもイエスキリストの
「今まで一度も罪を犯したことのない人だけ石を投げていい」
という言葉を思い出す。
文春の記者たちは全員今まで一度も、賭け麻雀も賭けゴルフも、浮気も不倫も風俗遊びもしたことがないのかと。
ネットの正義マンや道徳裁判官たちも同様だ。
こいつらを見ていると、小学校の時にクラスに必ずいたホントつまらないことを先生に告げ口する奴らを思い出す。
黒川氏の賭け麻雀問題で、黒川氏は職を辞し、退職金が800万円も減額された。
が、これは大甘処分だと言う人がネットには大勢いる。
というかその意見しか目にしない。
「たとえ1円でも賭博罪なんだから逮捕しろ」
「懲戒免職にしろ、退職金は1円も払うな」などなど。
いやいやいやい、待て待て、冷静になれ!
自宅で、知人同士で、1000点100円程度の賭け麻雀で、仕事を事実上クビになり800万円も退職金が減らされたのだ。
めちゃ厳しい処分だと思わないか?
世間がコロナ自粛しているときに、密な賭け麻雀。
社会的地位や職を考えれば厳しい処分は当然だ。
だが罪と罰が釣り合わないというのは、本当はものすごく恐ろしい世の中になることも忘れてはいけない。
先日大反対された検察官の定年延長法案。
一体何がいけないかと言うと、内閣の検察に対する人事権が強くなるからというのが大きな理由だった。
三権分立は、権力が1カ所に集中しないこと。またそのためには一つの権力だけが強くなってもいけない。
要はパワーバランスが大事なのだ。
もし今回、黒川氏を逮捕なんかしたら、今後は世間で麻雀やゴルフをしている人たちは、その気になればいつでも逮捕できることになる。
そんなカードを警察や検察が持つというのは本当に恐ろしいことなのだ。
日本の左翼活動家(最近ではパヨクと呼ばれてる)が、「テロ等準備罪」のことを「双眼鏡を持って花見に行っただけで逮捕される」とかアホなことを言っていたことがあった。
#報ステ で今日の藤野議員の法務委質問。金田大臣の「弁当やビールを持ってれば花見、地図や双眼鏡を持ってれば犯罪の下見」とのトンデモ答弁も放送。
「それなら、ビールを持ってれば犯罪の下見をしてても逃れられる」とスタジオからツッコミ。確かに。それだけ無理筋ってこと。 #共謀罪 pic.twitter.com/2AYJxU26DP
— 佐藤こうへい (@kou_antiwar) April 28, 2017
何がダメかというと法律で屁理屈こねたら誰でも逮捕できるようになることが恐ろしいということなのだ。
だが今回、黒川氏の処分に関して「甘すぎる。もっと重くしろ」と言ってるのは、実はそれにかなり近い。
街中で行われている遊び程度の賭け麻雀で、懲戒だ逮捕だと言っているのだ。
なぜそこの本質がわからない?
例えば今回のコロナ騒ぎで経営が悪化した会社の社長が、自分は麻雀をしない人間だった場合、麻雀好きの社員のリストラの口実にすることも可能になる。
「君は仕事が終わった後、よく麻雀していたよな。金を賭けていたのは知っている。賭博は犯罪だ。犯罪者を会社に置いておくわけにはいかない。もちろん退職金も無しだ」
なんてことになるかもしれない。
批判のための批判しかせず、問題の本質がわかっていない日本の野党はつくづくダメだと思う。
まあ一番悪いのは文春砲だけどね。
以上、梶田檸檬でした。